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How smile!を探して。


by mrmina

癒しの湯

癒しの湯_f0036924_0161714.jpg一見、何だか歴史を感じさせる建物だけど、実は日帰り温泉の建物なのである。

松本駅からバスで揺られること数十分。今はすっかりひなびた感のある浅間温泉の一角に建つ「湯々庵 枇杷の湯」だ。

全盛期はスキー客やら観光客やらで賑わっていた浅間温泉も、今はすっかり閑古鳥といった感じを受ける。

温泉旅館も多くあるが、軒並み営業停止というか、廃業してしまって看板だけが寂しくその面影をたたえているといった宿が多い。


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全盛期に少し陰りが見え始めた頃、この枇杷の湯のダンナは、いち早く
「温泉旅館から日帰り温泉へ」業態転換を行ったそうだ。

温泉の中庭には、松本城主による「お手植えの松」があるほど、
この温泉旅館は歴史と伝統があったようで、
周囲の反対や「今の時期になぜ?」と笑われた経緯もあったらしい。
それでも、ダンナは日帰り温泉への転換を推進したと聞く。

そうして、その英断が功を奏して、今では日帰りの湯として
気軽に立ち寄れるスポットになったのである。

何事につけ、英断をしてもそれを実行する事が大事だなぁ、、と教えられる。。。

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野趣あふれる「お殿様の野天風呂」があったり、
1階2階にある大浴場は、日替わりでその場所が入れ替わる。

最近は、都心でもいわゆる「スーパー銭湯」が大人気と聞くけど、
芋の子を洗うとは良く言ったもんで、ほとんどエンターテイメントの1つになっていて、
癒しの湯とは程遠い気がする。

露天風呂に浸かりながら、スズメのじゃれあう姿を見たり、遠くに太鼓の音を聞いたり。
松本からの帰りに寄っただけだけど、それでも十分癒されるひと時だった。

そうしてまた、あずさに乗って、小さなため息をつきながら、
松本の町を後にするのだった。。。

ぜひ、松本に行かれたときは、お立ち寄りを。
by mrmina | 2006-06-12 00:37 | 旅のソラゴト~Japan~